計画修繕とは
計画修繕とは、必要な時期に必要な内容の修繕工事をするための、将来計画に基づいて行う修繕工事のことです。
できるだけ何回もするのがいいのでしょうか。十数年に一度の大規模改修工事でまとめて行うのがいいのでしょうか。
その答えを数十年間の累積工事費を計算して、もっともふさわしい工事時期をさぐります。
修繕時期のA・B・C、メリットとデメリット
A:随時の修繕
将来計画は持たず、故障したときや劣化が目立つようになったら修繕する
<メリット>
一時の過大な出費は抑えられる
<デメリット>
将来の累積工事費の目途が立たない
B:大規模修繕時にまとめる
傷みが多少目についても、十数年に一度の大規模修繕時に纏めて行う
<メリット>
手間や経費を掛けずにすむ
<デメリット>
部材によっては、傷みが進み交換が必要に
C:小規模工事をまとめる
継続的に痛み方を点検し、軽微な補修修繕を、計画的に繰り返す 計画修繕
<メリット>
費用をかけないで、実情に沿った修理をする
<デメリット>
継続的な経過観察が必要
タイル建物研究所 計画修繕 特徴 1.2.3.
1
「わかる、修繕」
修繕項目を、現地で所有者に説明。建物や劣化の特徴が、実物で分かります
2
「割安な、修繕」
設計監理料を含めても、修繕費用が割安 (30年間の累積工事費を計画比較します)
3
「選べる、修繕」
必要工事を分解し必要な項目を取捨選択。 教科書的でなく、あなただけの計画に。
一方では、突発の事故や故障で「必要に応じて」する小修理、部分補修も多くあります。
長年の間で積み重なる工事費の合計は、細かい工事を必要に応じてする方が、安くつきます。ただし、足場がないとできない工事など、まとめた方が合理的ということもあります。
現場や故障の実情に応じて、必要な工事を選んでみてはいかかですか?
ムダのない工事の仕方…たとえば…